わたしは存在する必要がなかった。こんなにも充実し、こんなにも張り詰めたこの空間のなかには、わたしのための場所はなかった。すべてが充実していた。
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わたしの無のための場所はなかった。
わたしは存在する必要がなかった。こんなにも充実し、こんなにも張り詰めたこの空間のなかには、わたしのための場所はなかった。すべてが充実していた。
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わたしの無のための場所はなかった。
最近、リストとドビュッシーしか聞いていない。聞く気にならない。
ここ三日間で読んだ本たち
『不滅』ミラン・クンデラ
ここ1、2年で出会った本のなかで1番とよべるほど私のなかで最高傑作の分類に入れられる本。すべてにおいて最高!特にゲーテとヘミングウェイの会話なんて面白すぎる。今後もう少しゆっくり自分なりに咀嚼して、誰かと議論したり感想を言い合ったり、よりよく考えたい作品。
『ブラームスはお好き』サガン
江國香織だっけ?が、サガンの作品を「ブランデーにたっぷり浸したケーキ」と例えたようにまさにそんな匂いのする作品の一つ。でも成熟しすぎててまだ私には理解できない。
『恥辱』J.M.クッツェー
52歳の大学教授と20歳の学生のアバンチュールからはじまり、(このあたりに期待して購入)人生のすべてが暗転してゆく男のはなし。軽い気持ちで読みすすめたものの、地位もお金も名声もあった男がどんどん落ちぶれていく様子が恥辱というテーマのもと男と女、初老と若者、白人と黒人、動物と人間などを通して生きるということの大きな問いに導かれる壮大なストーリーだった。
『異邦人』カミュ
仏語原文にて久しぶりに完読。金環日食でみんな浮かれすぎ。太陽は殺人鬼ということを忘れている。太陽が毎日しかける強い日差し攻撃に、この日だけみんなが一斉にメガネという武装をして果敢に向かっていく姿はムルソーにはどう映っただろう?
『地獄の季節』ランボー、宇佐美斉訳
私のバイブルなので。
ダリとガラはウサギを飼っていました。
ふたりはそのウサギが大好きでとても愛していました。
ダリとガラは結婚しました。ふたりはとても愛し合っていました。
ふたりは旅行にいくことになりました。
ふたりはウサギのことをとても心配しました。
なぜならウサギは寂しがりやだからです。
残していくことはできません。
解決策がみつからないまま、ふたりの出発日は明日になってしまいました。
ガラは夕食の準備をはじめました。
ダリが食卓につくと、皿にはシチューが盛られていました。
兎のシチュー。
ダリは嫌悪からすぐに口にいれたものを吐き出しました。
ガラはシチューをすべて食べてしまいました。恍惚に浸りながら。
ガラは自分の愛するものを自分の内蔵に入れること、一体となること、これこそ至上の愛の形だと考えていたのです。
ガラはそのような女性。
私も
一度は、いや、何度か
4年間連れ添ったマクレガーを
カリッと唐揚げにして
私の一部となることを
考えた。
愛ゆえに。
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いつもと違ってパステルで少し写実的に描いてみた。生まれてはじめて自分ひとりでひっそりと創作した作品を親友にプレゼントにしようと思って。自分の顔描くのなんて小学校の図工の時間以来。
第一部 顔
人を心の底からどうしようもなく好きになってしまう、
甘くトロリとした生温い波が揺れるような
あの感覚がないと
私は生きていけないのだと思う。
大学で出会った友達は、
みんな色をまとっていて、
今回は毎日たくさんの友人に会えたから、
今流行りのパステルカラー、
色とりどりのお花畑みたいな滞在だった。
私のこの未来に対する無関心は、不条理についてあまりにも考えすぎた結果なのかもしれない。
明日というものはない。
死が唯一の現実。
死と不条理によってできたカミュの自由の原理をあまりにも忠実に理解しすぎるのは少々よろしくないようです。
今朝は、朝起きて歯を磨いて顔を洗って服をきて家をでた。今日も一日を無事に終えました。と思ったら全て夢でした。まだベッドの中です。
というシーシュポスの神話の第二弾になりそうな不条理体験で一日が始まりそして終わった。